赤字経営が続く新潟県立病院とJA新潟厚生連…中核病院に機能集約して運営主体など議論へ “医療再編”加速する方針
新潟県とJA新潟厚生連は26日、医療再編について今後、中核病院に必要な機能を集約し、運営主体などを議論していく方針を確認しました。 【関連】地方の病院どうなる!?新潟厚生連2024年度の赤字60億円超の見通し 経営危機に病院立地自治体「衝撃的で誠に遺憾」 26日の協議では県立病院の今年度の決算が約4億円改善する見込みであることや、厚生連で8.9億円の経費が削減されたことなど経営改革の状況が共有されました。 一方、先行きは依然として厳しいことから圏域ごとの医療再編を加速させる方針を確認。特に運営主体の異なる病院が集まる上越圏域では中核病院に必要な機能を集約し、運営主体などについて、速やかに議論する考えです。 【県 中村洋心福祉保健部長】 「上越圏域を始め、他の圏域においても同様に地元自治体と一体となって取り組みを進めていく」 県は今年度中に上越圏域の再編の素案を取りまとめる方針です。
NST新潟総合テレビ
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