レバークーゼンに訪れたタイトル獲得のチャンス【ワールドサッカーダイジェストのザ・ジャーナリスティック】
負の歴史を気にも留めない強気なオランダ人指揮官
レバークーゼンで2年目の指揮を執るボシュ。選手からの信頼が厚く、今シーズンは結果も残している。もっと評価されるべき監督だ。(C) Getty Images
レバークーゼンが好調を維持している。2年目を迎えたボシュ監督の戦術が浸透し、ハベルツを筆頭とした若き逸材がハイパフォーマンスを披露。万年2位と揶揄された過去を乗り越え、27年ぶりのタイトル獲得はなるか。(文:ルドガー・シュルツェ/訳:安藤正純 2020年7月2日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック ドイツ』を転載) ―――◆―――◆――― ウインターブレイクが明けた今年1月、バイヤー・レバークーゼンのペテル・ボシュ監督は、「我々はタイトル獲得を目指す」と強気な目標を掲げた。ただ、この発言に対する世間の反応は冷ややかだった。理由は2つある。ひとつは昨年末の成績があまりにも不甲斐なかったからだ。12月11日にチャンピオンズ・リーグ(CL)のグループステージ第6節で、ユベントスに0─2で敗れて決勝トーナメント進出を逃すと、3日後の1FCケルンとのライン・ダービ
本文:5,080文字
購入後に全文お読みいただけます。
すでに購入済みの方はログインしてください。