【競輪】新田祐大は「神山さんは生きる伝説」引退後も「アドバイスしていただけたら」
競輪界のレジェンド・神山雄一郎(56=栃木)が24日、都内で会見を開き、現役引退を表明した。 88年デビューから史上最多のG1優勝16回、全G1・6大会制覇=グランドスラムなど、数々の金字塔を打ち立てた希代のレーサー。その大きな節目を見届けるため、多くの報道関係者らが会場に詰め掛けた。 ◇ ◇ ◇ 引退を決めた神山雄一郎に続いて、4代目グランドスラマーになった新田祐大(38=福島)は、今後も偉大な先輩の助言を期待した。 「神山さんはもうスーパースター、生きる伝説のよう。一緒に戦っていて、いつも熱い思いを感じてました。初めて連係したのは一宮オールスター(20年9月)。確か勝ち上がりで『いいレースだったね』と褒められて、うれしかった。あの一言でもっと強くなろうと思いました。それに言葉でなくても、信念のような思いが伝わってくる。『目先のことを考えるんじゃなく、何で勝たなきゃいけないのか。何でファンを大事にしないといけないのか』。いろいろと感じました。今後は選手を温かく見守ってほしい。業界に対してアドバイスしていただけたらと思います」。