【注目ドライバー】16年目、17年目と2季連続未勝利のルイス・ハミルトン…18年目2024年はメルセデス最終年、2025年はフェラーリへ|メルセデス|F1
ここまで7度年間タイトルを獲得。2022年、2023年と2シーズン連続未勝利に終わったが、2024年は改めて力を示すことができるのか。
名門マクラーレン(2007~2012)よりデビュー
1985年、イギリスに生まれたルイス・ハミルトンはF3、GP2を経て2007年よりマクラーレン・メルセデスからF1デビューを果たした。 いきなり強豪チームからのF1参戦となり、チームメートは直近2年連続でワールドチャンピオンのフェルナンド・アロンソとなったが、ハミルトンはマクラーレンでF1デビュー直後から非凡な速さを見せる。 F1デビュー戦で3位表彰台入りを果たすと、そこから第2戦~第5戦までは4レース続けて2位に。そして迎えた第6戦のカナダGPではデビュー6戦目にしてポールトゥウィンでグランプリウイナーとなる。続くアメリカGPも制し、2連勝を飾った。 このシーズンは終盤までポイントリーダーとして戦うも、最終戦ブラジルGPではミスも重なり、7位に終わる。このレースを制したキミ・ライコネンに逆転され、デビューシーズンでの年間王座を逃している。 迎えた2008年は開幕戦のオーストラリアGPを制すなど5勝をマークして最終戦ブラジルGPに挑んだ。ポイントリーダーのハミルトンは5位以上のフィニッシュで年間王座が決まるという状況だったが、ライバルのフェリペ・マッサがこのレースでトップを走行し、そのまま優勝を果たした。 ハミルトンはファイナルラップまで6位を走行し、このままでは2年連続の年間2位かと思われた最終コーナー、5位を走行していたトヨタのティモ・グロックを土壇場で抜き、5位でチェッカーを受けた。この結果、マッサをポイント差1上回り、2年目でワールドタイトルを獲得。23歳300日という史上最年少(当時)での年間王者だった。 だがここからマクラーレンはブラウンGP、レッドブルなどライバルチームの台頭で苦戦し、ハミルトンは以降2009年から5位、4位、5位、4位と毎年勝利こそマークするが、年間王者には手が届かない状況が続いた。そしてハミルトンは2012年限りでマクラーレンを去り、2013年からはワークス参戦4年目のメルセデスへと身を投じた。