角田裕毅（右）に祝福されるフェルスタッペン（ロイター）

　◇F1第22戦ラスベガスGP　決勝（2024年11月23日　米ネバダ州　ラスベガス市街地サーキット＝1周6.201キロ×50周） 　F1レッドブルのマックス・フェルスタッペン（オランダ）が総合4連覇を決めた。第22戦ラスベガスGPで5位に入って今季獲得ポイントを403点に伸ばし、総合2位につけるマクラーレンのランド・ノリス（英国）が6位で340点にとどまったため、残り2戦で63点差がついて逆転の可能性が消滅。フェルスタッペンの4度目の王座が確定した。 　総合4連覇は1954～57年のフアンマヌエル・ファンジオ（アルゼンチン）、2010～13年のセバスチャン・フェテル（ドイツ）、17～20年のルイス・ハミルトン（英国）に並ぶ歴代2位。歴代最多はミハエル・シューマッハ（ドイツ）が00～04年に達成した総合5連覇。 　フェルスタッペンは21年、最終戦でハミルトンを破り初めてドラバーズタイトルを獲得。22、23年シーズンは独走状態で3連覇を達成した。今季も第10戦スペインGPまでに7勝をマークしたが、中盤戦以降はマシンの圧倒的な速さが失われ、ノリスに追い上げられた。それでも第21戦ブラジルGPで11戦ぶりの勝利を挙げ、ノリスに62点差をつけていた。 　▼フェルスタッペン　長いシーズンだった。チームみんなのことを誇りに思っている。4回のワールドチャンピオンなんて考えたこともなかった。ホッとしたし、誇らしく思う。来年のことを考えると、もっと多くの車によるバトルになるだろう。でも、今はこれを楽しみたい。まだ2戦あるし、来年を迎える前に少し休まないとね。