空家になっている実家が「管理不全空家」の勧告を受けました。固定資産税が6倍になるのでしょうか?
管理不全空家の認定を避けるためにはどうすればいい?
管理不全空家に認定されることを防ぐためには、所有している空家を適切に管理することが大切です。定期的に掃除や草刈りをし、放置している状態はやめましょう。 また、空家を相続したら相続登記も必要です。手続きが分からない場合は、不動産の所在地を管轄する法務局に問い合わせておきましょう。2024年4月から相続登記は義務化されているため、分からないからといって放置はできません。 もし、空家を相続しないときや、すでに保有している空家を手放したいときは、正規の手続きで売却や解体、新たな事業への活用などをしましょう。自治体によっては、空家の活用や解体に補助金が出る可能性もあります。
管理不全空家になると土地の固定資産税が増額する
管理不全空家とは、周囲へ著しい悪影響を及ぼす可能性のある「特定空家」になるリスクのある空家です。管理不全空家に認定されると住宅用地特例が受けられない場合があるため、住宅用地特例を受けているときと比べて土地の200平方メートルまでは約6倍、200平方メートルを超える部分については約3倍の固定資産税がかかる可能性があります。 管理不全空家に認定されることを防ぐためには、所有したり相続したりした空家の適切な管理が重要です。もし、空家が不要なときは、解体や新たな事業への活用など適切な処分が必要です。 出典 国土交通省 空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律(令和5年法律第50号)について 改正法の条文・概要等 概要[1] 総務省 地方税制度 固定資産税 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー 監修:高橋庸夫 ファイナンシャル・プランナー
ファイナンシャルフィールド編集部