公の場でクラブを批判。またもコンテが「自己破壊」を…【ワールドサッカーダイジェストのザ・ジャーナリスティック】
マスコミに不満を公言し、内外に問題を引き起こす
またも感情を爆発させ、大きな騒動を巻き起こしたコンテ。ひとまず留任が決まったが、インテルは「爆弾」を抱えたまま新シーズンへ。(C) Getty Images
チームをしっかり強化しながらも、あらゆる不満をぶちまけてクラブとの間に大きな問題を引き起こす。コンテの悪癖がまたしても噴出している。順調に見えたインテルでの冒険を、まるで「自己破壊」するかのように。(文:マウリツィオ・クロゼッティ/訳:片野道郎 2020年9月3日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック イタリア』を転載) ―――◆―――◆――― まるで真夏のゲリラ豪雨のようだ。アントニオ・コンテは、光と影の両面を持っている。情熱的でカリスマ性に満ちているが、自尊心が強いうえに要求が多くて扱いにくいのだ。その点では、インテル・ミラノを率いて欧州カップ戦のファイナルを戦った最後の監督だったジョゼ・モウリーニョと、似たところがあるかもしれない。 そのモウリーニョがセリエA、コッパ・イタリア、そしてチャンピオンズ・リーグ(CL)を制する「トリプレ
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