セリーナ・ウィリアムズ、パリの高級レストランから入店拒否されたと主張 従業員は「他の客と同じように対応しただけ」
オリンピック開催中のパリ。開会式に出席、パリで観戦を続けているテニスのセリーナ・ウィリアムズが高級レストランから入店拒否されたと主張している。これに対してホテルと従業員が反論、ちょっとした騒ぎになっている。 【写真】2024パリ五輪、セレブ&アスリートの豪華衣装まとめ
発端になったのはセリーナのツイート。パリの有名ホテル、ペニンシュラの写真とともに「もっと素敵な場所にあって空席のあるレストランでルーフトップに入るのを拒否されたことはあるけれど、子どもと一緒のときは初めてだ。何事にも初めてはある。本当に私を拒否するつもり?」とペニンシュラに呼びかけた。セリーナの夫アレクシス・オハニアン、6歳と1歳の娘たちもセリーナと一緒にパリに滞在している。一家でペニンシュラのレストランに出かけたところ、入店を拒否されたと主張している。これに対してフォロワーは賛否両論。ホテルとレストランの対応を人種差別だと非難する声が上がると同時に、セリーヌの態度をセレブにありがちなわがままだと批判するコメントも書き込まれている。
これに対してホテル側はすぐに反応。「親愛なるミズ・ウィリアムズ、今夜はご期待に添えず誠に申し訳ありませんでした」とセリーナのツイートにリプライ、謝罪した。その後「残念ながらルーフトップバーは満席でした。あなたが目にした、唯一空いていた空席はグルメレストランのロワゾー・ブランのものでありそれも予約されていました」「私たちはあなたをお迎えできることをこれまでも、これからも光栄に思っています」と説明、レストランにもルーフトップバーにも空席はなかったと主張した。
レストランの従業員もセリーナのツイートに対して反応している。セリーナが来たときはシフトに入っていなかったが、現役のスタッフであるマキシーン・マネヴィが雑誌『バラエティ』に当時の状況について語っている。「彼女がレストランに来たときテーブルは2つ空いていたが、そのテーブルはホテルの宿泊客が予約していた」「(セリーナに対応した)私の同僚は彼女が誰だかわからなかった」とコメントしている。「でも同僚は他の客に対応するときと同じように、席が空くまで下のバーで待っているように言った。個人的な恨みがあってそう言ったわけではない」。人種差別ではないと示唆した。
ちなみにホテルのツイートには、セレブであっても特別扱いしない対応を支持するコメントが寄せられている。「セリーナの方が謝るべき」「セレブも予約していけばいい」と憤る人も。セリーナ本人はホテルの謝罪にまだ何も反応していない。このまま沈黙で切り抜けるのか、注目が集まっている。