あのスポーツの祭典を振り返り。しらけムード一変!結局パリ市民が最高に楽しんでいた
空中に浮かぶ球体の聖火台。
今大会、競技以外で大きな話題になったものの一つが、気球の形をした聖火台ではないでしょうか。聖火台といえば開会式・閉会式が行われるスタジアムの高いところに置くもの、という固定概念を打ち破り、パリのど真ん中のチュイルリー公園という、誰でも見られる場所、パリ市民そして世界中の人の記憶に残るような場所に置いたそのアイデアに脱帽します。 期間中、予約をすれば無料で見学でき、毎日1万人もの人が訪れました。マクロン大統領をはじめ、大会後もパリに残したいと考える人が多いものの、今後の予定は未定。一旦は撤去されることになりました。
大注目だった、大会マスコットの『フリージュ』。
もう一つ、注目されたのが大会マスコットのフリージュ。2年前に発表されたときはいまいちピンと来なかった人が多かったのですが、大会が始まり、動くフリージュやキーホルダー、ぬいぐるみのフリージュをひんぱんに目にするようになると、みんなすっかり魅了されてしまい...ゆるキャラというものが基本的に存在しないフランスで、驚くばかりの大人気となりました。
撮影・文/桜井道子
クウネル・サロン