【浜名湖ボート・GⅠ周年記念】塩田北斗 地元SGへの扉をこじ開ける
<7日・浜名湖ボート・5日目> 機の素性の良さに感謝する塩田北斗が、準優2着で優出に成功した。「エンジンがいいおかげで、ペラ調整を失敗しても足が落ちない」。安定した動きに支えられ、準優は4コースからの差しをしっかりと届かせた。 ただ、ハイレベルの機力が集まる優勝戦となると不満は否めない。「これでは参加するだけになってしまうので、安河内君(準優6号艇で抜群のピット離れを見せ2コースを奪取)みたいになれば…」とピット離れを意識した調整に取り組み、少しでも勝機を広げる構えだ。 来年3月に若松で開かれるSGクラシックの出場権をまだ持たない。「それは分かっていますが優勝戦は6号艇。それでもチャンスがあれば…」。2年前の浜名湖メモリアルは6号艇の片岡雅裕がV。地元SGを目指す執念で、塩田も狭い扉をこじ開けてみせる。