一般道を時速194キロで走行、男性を死亡させた事故 初公判は11月5日に決定 判決は11月28日 大分地裁
大分市の県道で2021年に起きた時速194キロの車の交通死亡事故をめぐり、危険運転致死罪に問われている男の初公判が11月5日に大分地裁で開かれることが決まりました。判決は11月28日に言い渡されます。 【写真を見る】一般道を時速194キロで走行、男性を死亡させた事故 初公判は11月5日に決定 判決は11月28日 大分地裁 この事故は2021年2月9日午後11時前、大分市大在の県道で当時19歳の男(23)の運転する車が時速194キロで交差点に進入。対向車線から右折してきた車と衝突し、運転していた小柳憲さん(当時50歳)が死亡しました。 男は当初、過失運転致死罪で起訴されましたが、大分地検は、より刑罰の重い危険運転致死罪に訴因変更しました。 裁判に向けて争点や証拠を絞り込む公判前整理手続きが行われた結果、初公判を11月5日に開くことが決まりました。5回の審理を経て、11月28日に判決が言い渡されます。 小柳さんの遺族は「11月5日から公判が始まりますが、事故から3年と9ヶ月近くがたち、長く待ちましたが悲しみはずっと変わることなく過ごしてきました。11月28日は、2001年に危険運転致死傷罪の新設の刑法改正案が国会で可決された日です。この日が判決の日ということで大変運命を感じておりますが危険な運転を厳罰に処するという立法趣旨を踏まえて、今後大分の裁判では被害者遺族の心の痛みに寄り添う判決が出ることを望みます」とコメントしています。
大分放送