高速バス年末年始の予約動向…帰省と推し活が同時期に集中、ピークは12月28日 WILLER
WILLER EXPRESSは、2024年12月20日から2025年1月6日までの年末年始における高速バス「WILLER EXPRESS」の予約動向を発表した。集客人数は前年の9万8833人から9万6991人へと約2%減少したが、予約のタイミングは早まった。乗車のピークは12月28日になる見込み。 【画像全8枚】 今シーズンの予約の主な目的は「推し活(ライブ・イベント)」と「帰省」であり、これらのための移動が同時期に集中している。東京ドームや京セラドーム大阪などでの大規模イベントが予定されており、予約の早期化に影響を与えた。 WILLERの担当者は「予約の動き出しが早かった。コロナ禍明け直後と比べて、ライブ・イベントの開催日程が早めに決まり、それにより当落発表も早期化していることから、バスを予約するタイミングもどんどん早くなっている印象だ」と分析する。 また、24歳以上の社会人の利用が前年より10%増加している。この伸びはWILLERも「予想外」だった。宿泊料金の高騰が背景にあり、夜行バスをホテル代わりに利用する傾向が強まっているようだ。WILLERのアンケート調査によれば、宿泊料金が高くなったと感じる利用者のうち62.9%が夜行バスを選択しているという。 いっぽうで、12月31日のおおみそかは夜行便の座席が多く残っており、移動日にこだわらない利用者にとってはお得な選択肢となる。年越しを移動中に迎えたくないという理由で、この日は例年乗車人数が少ない。
レスポンス 高木啓