バルサ首脳部の「SNS操作問題」はまるで安っぽいスキャンダル映画だ【ワールドサッカーダイジェストのザ・ジャーナリスティック】
もし報道の内容が事実なら極めて卑劣な行ないだ
「やり手のビジネスマン」の如く、利益をもたらしてきたバルトメウ会長だが、実態はバルサという土台に支えられていたに過ぎない。(C) Getty Images
バルサから信じられないニュースが発信された。クラブの首脳陣が選手や反体制派をある会社にSNS上で攻撃させ、自分たちの印象を操作していたというのだ。まるで安っぽいスキャンダル映画を観ているかのようだ。(文:ヘスス・スアレス/訳:小宮良之 2020年3月5日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック スペイン』を転載) ―――◆―――◆――― バルセロナはいま激震の中にある。 大手ラジオ局『Cadena SER』が、バルサ首脳陣を告発した。 「バルサは現体制を守るために、『I3Ventures』という会社を使っていた。ソーシャルネットワーク(フェイスブックやツイッター)を利用してバルサの一部選手や元選手を攻撃し、自分たちの印象を操作。反体制派や有力なメディア関係者の悪評を広げる工作をしていた」 正直、信じられないニュースである。
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