仕事できない人の口ぐせ「数字が苦手」を消す魔法 「謎解き」と思えば数字アレルギーは難なく解消
しかし突破するためのヒントは意外に簡単なものかもしれません。まずは仕事の定義を変えることを訴求してみてください。普段の仕事においてデータ活用を強要するのではなく、自ら楽しめる謎解きのテーマを探させるのです。誰だって、目の前にある謎が解けたときは嬉しいものです。ぜひお試しください。 最後に、ひとつ補足をしておきます。私はこの記事において「数字、苦手なんです」とおっしゃるビジネスパーソンを否定しているわけではありません。そもそも、彼らは好んで苦手になってしまったわけではありません。これまでの人生のどこかで、数字を扱ったりする時間の中で、「不快感」を覚えてしまったのです。異論や反論があることを覚悟で申し上げれば、これは完全に教育従事者の責任です。
そういう意味で彼らは教育の被害者と言えます。教育の責任ならば、教育従事者の誰かがそのリカバリーをしなければならない。私はそう思って、これからもあえてビジネス人の育成を主戦場として活動していきます。
深沢 真太郎 :BMコンサルティング代表取締役、ビジネス数学教育家