日本ハム・達孝太投手

■プロ野球　ロッテ 0－3 日本ハム（3日・ZOZOマリンスタジアム）） 日本ハムはロッテに完封勝利を飾った。試合は1回に無死満塁のチャンスを作ると4番・レイエス（29）の併殺打の間に先制。9回表には3番・清宮幸太郎（25）に第14号2ラン本塁打が飛び出し追加点を挙げた。投げては先発の達孝太（20）が5回無失点の好投を披露しプロ初勝利。リリーフ陣も無失点リレーで繋いだ。 ここまで3連敗を喫している日本ハムはこの試合の先発マウンドに達が上がった。達の一軍登板は22年9月25日の楽天戦（札幌ドーム）以来、2年ぶり。ファームでは6勝3敗、防御率3.72をマークしている。今回の登板がプロ2度目のマウンドとなった。 打線は1回、ロッテの先発・カイケル（36）に対し先頭の水谷瞬（23）が左安打で出塁。2番・淺間大基（28）がファーストへの内野安打、3番・清宮がショートへの内野安打で続くと無死満塁のチャンスに。4番・レイエスの打球は遊併殺打も、その間に三塁走者の水谷が本塁へ生還し先制点を挙げた。 その裏、達の立ち上がりは先頭の寺地隆成（19）に初球をレフトフェンス直撃の二塁打に。いきなり得点圏に走者を背負うも2番・角中勝也（37）を中飛、3番・藤原恭大（24）を二ゴロに打ち取り2死三塁。4番・安田尚憲（25）を中飛に抑え無失点とした。 達は2回、3回と走者を出すも後続を抑える投球で本塁を踏ませず、中盤に入った4回には4番・安田から始まる打線を三者凡退に。さらに勝利投手の権利がかかる5回も三者凡退に抑える投球で計76球を投げ抜き3安打4奪三振無失点でマウンドを繋いだ。 6回裏からは2番手・齋藤友貴哉（29）が登板し無失点に抑えた。1点リードのまま終盤に入り7回裏は3番手・杉浦稔大（32）が登板。7番・和田康士朗（25）、代打・佐藤都志也（26）に連打を浴び2死一、二塁も9番・小川龍成（26）を左飛に打ち取りピンチを凌いだ。 打線は追加点を狙うも好機を活かすことができず初回の1点のみ。そのまま8回裏は4番手・山本拓実（24）が無失点に抑えると9回表、先頭の2番・五十幡亮汰（25）が右安打を放ち出塁。すると続く3番・清宮にライトスタンドに飛び込む2ラン本塁打が飛び出し待望の追加点を挙げた。 3点リードに変わり9回裏は5番手・河野竜生（26）がマウンドに。1死走者無しから6番・茶谷健太（26）に中安打を放たれたところで継投。6番手・田中正義（30）が登板し後続を抑え試合終了。勝利した日本ハムは連敗を3でストップさせた。