FAソトに見込まれる大谷翔平超え新契約 米記者が1050億円予測「見られるかも」本命不在で大激戦
ESPNパッサン記者、大谷が昨冬結んだ7億ドルが「基準だろう」
このオフ、米大リーグのFA市場で目玉となっているのがフアン・ソト外野手だ。今季所属したヤンキースをはじめ、メッツやブルージェイズ、ドジャースといった資金力のある球団が獲得に名乗りを上げる中、契約条件も高騰の気配だ。米国の敏腕記者は、昨年大谷翔平投手がドジャースと結んだ7億ドル(約1014億円=当時)を超える契約もあり得ると予測している。その根拠とは。 【画像】「キュート」と日本のファン注目 大谷翔平が可愛らしい少女と微笑んだ記念撮影の1枚 ソトは2018年にナショナルズで大リーグデビュー。パドレスを経て今季はヤンキースでプレーし、157試合で打率.288、41本塁打、109打点。外野手部門のシルバースラッガー賞を4年連続で受賞している強打者だ。特筆すべきは出塁能力で、今季の出塁率.419は同僚のジャッジに次ぐア・リーグ2位。通算でも.421という高い数字を残している。 米スポーツ専門局「ESPN」のMLB専門YouTubeチャンネルに出演したジェフ・パッサン記者は、ソトのFA交渉について「いよいよ最終局面に近づいている。現時点で、最終的な金額が少なくとも6億ドル(約900億円)になることはわかっている。問題はどこまで高額になるかだ。もし球団が15年契約もいとわないと言えば。彼はまだ26歳だから可能だ。7億ドル(約1050億2000万円)を超える契約が見られるかもしれない」と、契約総額ベースで大谷を超える条件もあり得るとした。 現状、大リーグ史上最高額となる大谷の契約が「基準だろう」とパッサン記者は言う。さらに高騰しかねない要素として「現時点でも本命が全くわからない。ニューヨーク・メッツは常に有力候補で、もちろんニューヨーク・ヤンキースもそうだ。ボストンのチーム、レッドソックスやトロントのブルージェイズも近づいている。ロサンゼルス・ドジャースもそうだ。全てのチームが週明けに最有力候補になっていることを期待している」。本命なき獲得レースが、さらに各球団の札束乱発を呼ぶとみている。 それでも、決着の時は近づいている。「遅くともダラスでのウインターミーティングが始まるころ(12月9日)までには分かるだろう」と、今週末から来週早々にかけての契約を予想した。
THE ANSWER編集部