一人暮らしですが、毎晩湯船にお湯を張っています。これってぜいたくでしょうか? 今までは家族と暮らしていたので、若干もったいなく感じてしまいます…。
一人暮らしでもったいないかもしれないと思いつつも、1日の疲れを癒すためにゆっくり湯船に浸かってリフレッシュしたいと考えている方も少なくないでしょう。 そこで本記事では、一人暮らしで湯船にお湯を張るのと、シャワーで済ませるのとでは、どれくらい水道光熱費に差が出るのか、湯船に浸かるメリットについて解説します。 ▼「シャワーだけ」vs「お湯をためる」1人暮らしはどっちがお得? それぞれの水道代・ガス代を比較
湯船をためるといくらかかる?
一般的な浴槽は、一度のお湯張りに200リットルのお湯を使用します。200リットルの水道代は60円程度といわれており、1ヶ月毎日使用した場合は1800円の水道代が必要です。 さらにお湯を張るためには、ガスも使用します。ガス代は使用しているガスの種類によって異なりますが、都市ガスの場合で約83円、プロパンガス(LPガス)の場合で約220円必要といわれています。都市ガスで計算すると1ヶ月のガス代は、2490円です。 これらを踏まえると、毎日湯船にお湯を張るには1ヶ月間で4290円必要ということになります。
シャワーと比較すると高くついてしまうのか
毎日湯船を張ると1ヶ月で4290円必要になるということを考えると、やはり一人暮らしで湯船に浸かる習慣は贅沢になってしまうのでしょうか。 実はそうとは限らず、使い方によってはシャワーの方が高くついてしまう可能性もあります。例えば、シャワーを1分間出し続けると、約12リットルのお湯が出ます。そのため、もし毎日17分以上シャワーを使用し続けているのであれば、湯船にお湯を張るよりもコストが高くついてしまうでしょう。 いくら湯船に浸からないといっても、冬の寒い時期に体を温めるため、長時間シャワーにあたっていたり、季節を問わず、シャワーを浴びながらスマートフォンを見てのんびり過ごしたりしていると、シャワーだけで済ませても節約にはつながらず、湯船を張るよりもコストがかかる可能性が高いと考えられます。 ■より節約するには シャワーだけで済ませるのとコストがそれほど変わらないのであれば、疲れた日だけでも湯船に浸かりたいという方のために、気軽にできる節約方法をいくつかご紹介します。 ■追い焚き機能は使わない 追い焚きをするとお湯の温度を保つためにガス代がかかってしまいます。お風呂はためたらすぐに入るようにして、追い焚き機能は使用しないようにしましょう。 ■ためるお湯の量を調整する お湯の使用量を減らせば、節約になります。自動で湯張りをしてくれる機能がある場合は、設定水量を変更できるものもあるため、確認してください。 ■節水シャワーヘッドに替える 通常のシャワーヘッドよりも、使用する湯量を抑えられるため、節水におすすめです。