山口紗弥加の存在感が凄い…終盤の匂わせの意味とは? 今後の展開を徹底予測。ドラマ『全領域異常解決室』第3話考察レビュー
藤原竜也主演のドラマ『全領域異常解決室』が現在放送中。身近な現代事件×最先端の科学捜査では解明できない“不可解な異常事件”を「全領域異常解決室」という捜査機関が解決する本格ミステリードラマだ。今回は、第3話のレビューをお届け。(文・ふくだりょうこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】 【写真】藤原竜也がカッコイイ…貴重な未公開写真はこちら。ドラマ『全領域異常解決室』劇中カット一覧
タイムホールは実在する?
「タイムホールかもしれませんね」 都内の高層マンションで空から何者かの左足と小型機の一部が降ってきた。興玉(藤原竜也)は過去や未来と繋がる異次元媒介装置、タイムホールによるものではないかと言う。 発見された左足はタイムホール研究者の第一人者・真鍋(神保悟志)。彼は4年前に小型機で移動中に機体ごと失踪していた。 キーマンは真鍋と一緒に研究をしていた常見(山口紗弥加)。4年前にタイムホールに繋がる時空制御に成功したと発表。しかし、常見がデータを捏造していたと分かり、解雇され…。 が、常見は未だひとりでタイムホールの研究を続けていた。真鍋がタイムホールを利用し、どこかにいる。そう信じ、時空を超えて再会したい、という思いがあった。実はふたりは恋人関係にあったのだ。
山口紗弥加の存在感
まず特筆したいのが山口紗弥加の存在感…! 優秀な研究者であり、真鍋への想いを貫く芯の強い女性。それでいて愛に触れるとはらりと涙をこぼす。その感情の揺れ動きにギュウッと胸が締めつけられる。 そんな「タイムホール疑惑」だが今回も超常現象などではなく、ファフロツキーズ現象によるものだと興玉は説明するが、若干の弱さを感じる。 さらに、事件が解決してから、常見のもとに真鍋からメールが届く。 「事件が落ち着いたころだね」 「2032年11月3日、我々は再会する」そして、タイムホールは実証された、とも。 タイムホールを使えば、未来のことはわかる。常見は研究のための資金を、短期間のうちに増やしていた。その方法は、投資。未来のことが分かれば、投資は確実に資金を増やすことができる。