コーチングスタッフとしてバルサに復帰? フリック新監督は現役引退を決めたチアゴと会談
バイエルン時代に仕事
自身のXにて現役引退を発表した元スペイン代表MFチアゴ・アルカンタラ(33)。 バルセロナ、バイエルン、リヴァプールとビッグクラブを渡り歩いた稀代の天才チアゴ。ボールを扱うセンスやキック精度は世界トップレベルであり、真似したくてもできないようなプレイで見る者を魅了した。唯一無二という言葉がしっくりくるプレイヤーではあったが、リヴァプールでのキャリア終盤は怪我に悩まされた。 今夏にリヴァプールを退団し、無所属になったタイミングで現役引退を決断したチアゴは今後もサッカーに関わる方針だと考えられていた。そんななか、英『The Athletic』によると、バルセロナの新監督に就任したハンジ・フリック氏はチアゴとコーチングスタッフとしての復帰の可能性を話すために会談を行ったという。フリック氏はバイエルン時代の教え子であるチアゴをスタッフとしてチームに迎え入れることに熱心であり、現在ではチアゴもこの提案には前向きであるようだ。 5月にスペイン『as』はフリック氏がチームと監督を繋ぐ役割としてチアゴをコーチに迎え入れたいと考えているという報道をしていたが、コーチとしてバルセロナに帰ってくる可能性もあるようだ。チアゴはドイツ語とスペイン語に堪能であり、ドイツ人指揮官のフリックと選手をつなぐ役割をこなすこともできるだろう。さらにアカデミー育ちのチアゴはクラブのこともよく知っており、適任のようにも思える。 現役引退を決断したばかりで少し休暇を取ることも考えられるが、スペインが誇る魔術師はコーチとしてバルセロナへ帰ってくるのか。チアゴの今後のキャリアに注目だ。
構成/ザ・ワールド編集部