<はばたけ!兵庫の翼>’21センバツ選手紹介/18 東播磨 衣川将太投手/神戸国際大付 楠本晴紀投手 /兵庫
◆東播磨 ◇投げ方変え、制球力で勝負 衣川将太投手(2年) 2011年の兵庫大会決勝、福村順一監督率いる加古川北のエースが大歓声の中、延長15回を冷静に完投する姿に憧れた。「駆け引きして、接戦に持ち込む。こんな投手になりたい」と、小学2年でソフトボールチームに入った。 奥行きのある投球が持ち味のサイドスローの右腕。夏までは長身を生かしたオーバースローだったが制球に波があり、福村監督の勧めで投げ方を変えた。球威が落ちて悩む時期もあったが、繊細な制球力が身につき打者に見切られにくい球になったと自負する。 趣味のドラマ鑑賞は勉強に野球にと忙しい中、心を癒やす大切な時間。緊張に弱いが、両親からの「誰でも緊張する。深く考えすぎず、やってきたことを信じよう」との言葉を心にとどめる。「自分の力を発揮してチームの勝利に貢献したい」と夢舞台での活躍を誓う。 ……………………………………………………………………………………………………… (1)183センチ・74キロ(2)右投げ、右打ち(3)加古川・山手中(4)ドラマ鑑賞(5)カレーライス、麺類/魚介類 ……………………………………………………………………………………………………… ◆神戸国際大付 ◇フォーム改善、直球にキレ 楠本晴紀投手(1年) 小学5年生から野球を始めた。中学のクラブチームから投手で、入学後に投球フォームを改善した。 青木尚龍監督から「親指、人さし指、中指の3本に力を入れる」と指導を受け、週3~4日、ブルペンで1日最大150球を投げる。最速139キロの直球にキレが増し、紅白戦では空振り三振を取れるようになった。センバツ初戦の北海のエース左腕対策で、シートバッティングの打撃投手を務める。 選手寮では、場を和ませるムードメーカー。同級生の中辻優斗選手と一緒に夕食を食べることもあり、「同じ投手として、いい刺激になっている」という。 センバツでベンチ入りしたことから、「甲子園のマウンドで球速150キロを出して、自信を持ったプレーをしたい」と意気込んでいる。 ……………………………………………………………………………………………………… (1)187センチ・93キロ(2)左投げ、左打ち(3)神戸・鷹匠中(4)睡眠(5)親の手料理/野菜 ……………………………………………………………………………………………………… <メモの見方>(1)身長・体重(2)投・打(3)出身中学(4)趣味(5)食べ物の好き/嫌い 〔神戸版〕