「歯ぎしりがうるさかった」9歳息子を“虐待” 口を粘着テープでふさぎ、手足を縛り柵の中に 母「夫が怖くて従っていた」 両親に懲役2年6カ月の実刑判決
息子を「虐待」していた両親に実刑判決。小学生の息子の手足を縛り柵の中に閉じ込めるなど「逮捕監禁の罪」に問われた長野県小県郡の両親に懲役2年6カ月の判決が言い渡された。裁判官は「2カ月以上、何度も行った結果は重大」などと指摘した。 【画像】口を粘着テープでふさぎ、手足を縛り柵の中に閉じ込める
「息子の歯ぎしりがうるさかった」
逮捕監禁の罪に問われていたのは小県郡に住む34歳の父親と28歳の母親。 起訴状などによると、2人は6月から8月にかけ就寝中の当時9歳の息子の口を粘着テープでふさぎ、手足も縛るなどして拘束。 9月上旬にはさらに金属製の柵の中に閉じ込めたとされている。 これまでの裁判で父親が指示役、母親が実行役だったことが明らかになった。 動機について父親は「寝るときに息子の歯ぎしりがうるさかった」、母親は「夫が怖くて従っていた」などと述べていた。
両親に懲役2年6カ月の実刑判決
11月25日の判決公判で長野地裁上田支部の川邊朝隆裁判官は、「2人は被害者を守るべき立場にありながら、子どもの寝相が父親の安眠の妨げになるとの動機に酌量の余地はない」「2カ月以上、何度も行った結果は重大」などと指摘。 2人に懲役2年6カ月の実刑判決を言い渡した。 (長野放送)