PS5、機能強化アップデート。「Welcomeハブ」追加/パーティーのシェア/個人用3Dオーディオプロファイルの作成など
Sony Interactive Entertainment(SIE)は、「PlayStation 5(以下、PS5)」の最新システムソフトウェアアップデートの配信を9月12日から開始した。今回のアップデートにより、PS5のホーム画面に「Welcomeハブ」を追加、パーティーのシェア、そして前回のPS5アップデートのベータ版に含まれていた機能も追加される。 Welcomeハブは、PS5起動時に最初に表示される画面であり、ウィジェットの追加や削除、背景の変更など、ユーザー自身でカスタマイズできるスペース。新たにホーム画面に追加したことにより、ゲームを始める前にゲームプレイに役立つ情報を一覧できるようになる。 ウィジェットの中から、ストレージ容量/周辺機器のバッテリー残量/オンラインのトレンド/トドフィー情報などから、ユーザーが好みのものを選択して追加することができる。またプリセットのウィジェットからも選択可能。ユーザーの使用頻度に合わせて、追加/削除/サイズ変更/移動することができる。 背景の選択も可能であり、プリインストールされた動くエフェクト付きの背景をはじめ、ユーザー自身で撮影したゲームのスクリーンショットやメディアギャラリーにある画像を背景に指定できる。 ホーム画面へのWelcomeハブの追加は、9月12日から米国の一部ユーザーに向けて配信開始、国内では数週間以内に配信スタートを予定している。 パーティーのシェアでは、バーティ―参加中に、そのパーティーのリンクをメッセージアプリやSNSアプリでシェルできるようになる機能。別途メッセージアプリを使用して会話していた友人とも、「PlayStation Network」のフレンド追加をすることなく、簡単にパーティーに招待できるようになる。 パーティーのリンクのシェア機能は、その名の通りパーティーのリンクをメッセージアプリやSNSアプリでシェアできるというもの。これまで、別のメッセージアプリなどで会話していた友人をパーティに招待する際には、PlayStation Networkのフレンドに追加する必要があったが、この手間が不要になる。 同機能では、PS5のコントロールセンターからボイスチャットカードを開き、プレイヤー招待画面で「パーティーのリンクをシェア」を選択すると、QRコードで作成できる。リンクを受け取ったプレイヤーは、モバイル端末からリンクを開き、PS5/PlayStation Appからパーティーに参加可能。従来であれば本機能は、数週間以内に全世界配信予定となる。 ベータ版に導入されていた機能から、個人用3Dオーディオプロファイルの作成(ヘッドホン/イヤホン用)/ユーザー毎にリモートプレイを有効化/コントローラーのアダプティブ充電が追加される。 個人用3Dオーディオプロファイルの作成は、ヘッドホン/イヤホンを装着した状態で音の聴こえ方に関する質問に答えていき、ユーザーに最適化した3Dオーディオプロファイルを作ることができる機能。ゲームプレイ時、キャラクターやオブジェクトの位置をより明確に感知でき、Tempest 3Dオーディオが実現するPS5ゲームの豊かなサウンドスケープを従来以上に豊かな没入感で体験できるとしている。 ユーザーごとにリモートプレイを有効化する機能も正式採用。PS5にリモートを介してゲームプレイができるユーザーを設定できる機能であり、例えばユーザーのPS5に、友人が自身のPSNアカウントでサインインした場合、その友人が別環境で引き続きアクセスしてゲームプレイできるような設定が可能だ。 コントローラーのアダプティブ充電は、本体がレストモードのときに、「DualSense ワイヤレスコントローラー」「DualSense Edge ワイヤレスコントローラー」「PlayStation VR2 Sense コントローラー」「Accessコントローラー」のアダプティブ充電ができるようになる機能。PS5の最新モデル、PS5 Proの発売後に利用可能となる。
PHILE WEB編集部