「悪い料理は一つもありません」ロシアからの一人旅で日本の絶品料理に感動 母国との違いを実感
日本の食文化は、訪日外国人観光客にとっても大きな魅力の一つ。旅行中は気に入った料理や新たな味に出会うことも多く、旅行の楽しみとなっています。ロシア・モスクワから一人旅で日本を訪れたビクトリアさんも、日本食を堪能し、その魅力に感動しています。どんな料理に出会い、どんな感想を持ったのでしょうか。 【写真】ロシア人がクオリティに感激 日本で食べた料理の写真 ◇ ◇ ◇
日本の文化と街並みに感銘
3週間の滞在中に東京、京都、大阪、奈良、広島を巡る計画を立てているというビクトリアさん。日本の文化や街並みに強く惹かれ、特に神社仏閣に心を奪われているそうです。 「寺院がとても気に入りました。観光名所にはあまり興味がないのですが、日本の神社は好きです」と、満足そうにほほ笑みながら話してくれました。神聖で落ち着いた雰囲気に触れ、日本の伝統的な側面に深い感銘を受けたようです。 また、日本の文化についても「非常にユニークです」と語り、少し照れくさそうに続けました。「私は日本語を1年半学んでいますが、流ちょうではありません。話すのが恥ずかしいです。時々知らない単語があり、日本語と英語が混ざり合ってしまうことがあります」。日々、努力をしながら学んでいるといいます。 日本の街並みについては、「みんなが言っていた通り、とても清潔で安全だと感じました」と驚きを吐露。整然とした街の美しさや公共の場の清潔さに、母国との違いを実感しているようです。日本人の印象については、「清潔で控えめ、スタイリッシュに見えます。年配の女性たちもそうです」と話し、日常生活に見える美しさに感銘を受けたことを話してくれました。
尊敬する人物、庵野秀明氏への思い
今回の旅では、日本食を存分に楽しんでいるビクトリアさん。「何軒かラーメン店を訪れましたが、どこも本当に美味しくて、悪い料理は一つもありませんでした」と、料理のクオリティに大満足の様子です。また、原宿の「ポムポムプリンカフェ」では、かわいらしいパフェを楽しみながら、そのユニークさに感心していたよう。抹茶を使ったスイーツなど日本の甘味にも触れ、「新しい味に出会えて、うれしいです」と喜びを語っていました。 ショッピングも楽しみの一つ。「友人のためにアニメフィギュアを買い、母には伝統的な柄のスカーフを購入しました。父には船の写真がたくさん載っている本を、妹にはブランド品を買いました」と、お土産の内容を楽しげに話してくれました。 ビクトリアさんは現在、大学でデザインとアニメーションを専攻しているそうで、尊敬する人物には『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズや映画『シン・ゴジラ』を手がけた映画監督の庵野秀明(あんの・ひであき)氏の名前を挙げてくれました。「庵野秀明さんの作品を愛しています。彼は私にとって非常に重要な著者であり、非常に重要な人物です」と大ファンであることを公言します。 旅行を通じて日本への理解と愛着を一層深めているビクトリアさん。これからも日本ならではの体験を楽しみながら、さらに多くの魅力を発見していってほしいですね。
Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム