ハワイでやらかしたら罰金!日本人がうっかり陥るNG行動【2024年版】
環境保護のために禁止成分が入っている日焼け止めの使用はNG
アメリカのなかでもハワイ州では、2021年から、紫外線カット成分のオキシベンゾンとオクチノキサートが含まれる市販の日焼け止めの販売や流通が禁止にされています。 さらにマウイ郡にあたるマウイ島、ラナイ島、モロカイ島では、さらに踏み込んで2022年10月1日から自然環境に影響を与える成分を含む日焼け止めの流通・販売が禁止になりました。よって日差しから肌を守るために必要な日焼け止めは「Mineral Sunscreen(ミネラル成分の日焼け止め)」に制限。ミネラル成分の日焼け止めは、主に酸化亜鉛や酸化チタンといった天然の鉱物成分を使うことで紫外線を防ぐ製品です。化学合成された成分を含まないため、肌の表面で紫外線を反射・散乱させることで肌を守ることができます。 これは珊瑚や海洋生物の生態を守ることを目的にしています。例えば珊瑚の白化の原因は、気候変動と日焼け止めの成分が影響を与えていると考えられています。 マウイ島の多くのビーチにはミネラルサンスクリーンのディスペンサーが設置されるなど、環境保護をしながら肌を守る積極的な取り組みが行われています。 しかしながらマウイ島、ラナイ島、モロカイ島で販売されている日焼け止めを買っておけば安心かというと、残念ながらまだ徹底されてはいないようで、筆者がワイキキの大手ショップを確認したところ問題の成分が含まれた製品が販売されていました。現地で購入した日焼け止めなら大丈夫、というわけではなさそうなのでお気をつけて。 マウイ郡のミネラル成分の日焼け止めに関するページ(英語) https://www.mauicounty.gov/2483/Mineral-Only-Sunscreen-Maui-County これら以外にも、ホテルの部屋に子どもだけを残しておいてはいけないなど、法的に禁止されていることはたくさんあります。SNSなどを見ているとハワイではNGとされる行為をしている投稿もありますが、その方たちは「たまたま」指摘をされなかっただけで、本来は許されない行為。 日本にもたくさんの観光客が訪れていて、私たちが日本のルールやマナーを守ってほしいと思うように、観光客となる私たちも現地のルールやマナーに従って滞在すべきですよね。 時代に合わせて更新されているものも多いので、ぜひ事前にハワイ州観光局のサイトなどをチェックして、楽しい旅行になるように心がけましょう。 ハワイ州観光局公式ポータルサイト「allhawaii」 https://www.allhawaii.jp/
北本祐子