【速報】大阪府でインフルエンザの患者報告数が過去最多 A型・B型同時流行の懸念も
大阪府は9日、インフルエンザの大阪府における定点あたりの患者報告数が、過去最多を記録したと発表しました。2024年第52週(12月23日から12月29日)は「66.27」と前週の「45.75」からさらに増加し、過去最多を記録しました。 大阪府によりますと、府内での12月23~29日の定点あたりの患者報告数は「66.27」となり、警報レベルの基準値である「30」を2倍以上超え、感染が急速に拡大しています。 「定点あたりの患者報告数」とは、約300ある定点医療機関からの総患者報告数を定点医療機関数で割った数のことです。「66.27」は、12月23日から29日にかけて医療機関あたりの平均患者人数が66人以上だったことを示しています。 昨年末から、近畿2府4県でインフルエンザの患者数は「警報レベル」に達しています。また、インフルエンザのA型だけでなく、B型の同時流行も懸念されています。 急激な発熱が特徴のインフルエンザ「A型」は1~2月にかけて流行する一方、おう吐や脱水症状を起こしやすい「B型」は2~3月にかけてピークを迎えます。ただ、今年は早くもB型の感染患者が確認され始めていて、A型とB型の同時流行、そこに“新型コロナ”の感染も重なる恐れがあるといいます。 大阪府は、こまめな手洗いや咳エチケットなどの基本的な感染対策の徹底のほか、発熱などの体調不良時にそなえ、常備薬を確保するよう呼びかけています。