次世代型半導体の部材を製造する工場が開所 石川・能美市
高速・大容量のデータ処理に対応した次世代型の半導体部材などを製造する大手企業TOPPANの工場が能美市に4日開所しました。 【写真を見る】次世代型半導体の部材を製造する工場が開所 石川・能美市 TOPPANの石川工場は、2023年3月に経営破綻したディスプレイ開発・製造のJOLEDから能美事業所の土地・建物を購入し開所したものです。 工場には空気中の微粒子などを防ぐ縦110メートル、横70メートルほどもある巨大なクリーンルームが7室あります。 ■高速・大容量のデータ処理に対応した半導体部材の製造・研究開発 2027年度からはこの部屋を使って高速・大容量のデータ処理に対応した、FC-BGAと呼ばれる次世代型の半導体部材の製造や最先端の研究開発が行われます。 また、2025年度からはテレビや屋外広告に使うサイネイジなど、ディスプレイ向けに反射防止用フィルムの生産が始まります。 能美市 井出敏朗市長 「今後の企業誘致の呼び水にもなると思うし市内の企業への様々な相乗効果があるのではないか雇用の場や種類も広がるということで大変期待しているし歓迎している」 TOPPAN石川工場では、地元も含めて新たにおよそ300人を雇用する予定で、地域経済への波及効果も期待されています。
北陸放送