SAKURA(LE SSERAFIM)が生きていく上で大切にしていること 「『好きだからやる』でいいんじゃないかと」
――様々な経験を経て、今LE SSERAFIMとして輝く5人。自分らしく生きることができているか?と尋ねると、笑顔で「ハイ!」と答えた。そんな5人が考える、人生において、経験しておいた方がいいと思うこととは。 YUNJIN:「迷走」かな。一度アイデンティティーを見失うことでわかることってあると思うんです。「自分って何だろう」とか、「自分はどんな人なんだろう」ととことん悩む中で、自分らしさが見えてくると思うし、より主体的に生きられるようになると思う。 SAKURA:私は傷つくことを恐れないことだと思います。傷ついた経験がある人は自分が傷ついた分、他の人の苦しみや傷に共感できるし、優しくなれると思うから。生きているとつらいことや大変なことは避けられないけど、そういう状況になった時、「これはいつか誰かに優しくなるための経験だ」と思うようにしています。 ■結果より過程を大事に CHAEWON:自分の感情に正直になること、ですね。周りの人に気を遣って自分の感情を押し殺したり、否定したりしてしまうこともあると思うんですけど、自分の感情に正直に生きていると、苦難にぶつかった時にも上手く解決できる術がわかると思います。 YUNJIN:(頷いて)自分の感情に正直になるって大切ですよね。私もLE SSERAFIMになってそれを学んだ気がします。 ――大きく飛躍した今年を経て、来年はどんな年にしたいと考えているのか。 SAKURA:LE SSERAFIMとしてデビュー4年目を目前にして思うのが、結果よりも過程の方が大事ということ。結果って自分の努力もありますが、それだけではどうにもならないこともある。結果に振り回されずに、過程を大事にする1年にしたいと思います。 KAZUHA:今まではやらなければならないことが目の前に山積みで、それをどうやって上手くこなせるかを考えて過ごしてきましたが、最近は少し心に余裕が出てきました。来年はメンバーやファンの皆さんをはじめとして、もっと人との交流を持って、いい関係を築いていけたらいいなと思います。 ――では10年後のLE SSERAFIMをどんなふうに想像する? CHAEWON:10年後? 私、34歳ですよ!? SAKURA:(笑って)私なんか36歳だから。 EUNCHAE:10年後ってすごく遠い未来に見えますが、実は今とあまり変わらない気がします。 YUNJIN:確かに。私たち「ANTIFRAGILE」もバリバリ踊れている (構成/ライター・酒井美絵子) ※AERA 2024年12月23日号より抜粋
酒井美絵子