J1連覇のヴィッセル神戸、主将・山口蛍が涙ながらに回想「幸せな1年間でした」
ヴィッセル神戸MF山口蛍は、明治安田J1リーグ制覇で終えたシーズンを振り返った。 8日の最終節で湘南ベルマーレをホームに迎えた神戸。前半のうちに宮代大聖と武藤嘉紀のゴールでリードを奪うと、70分には扇原貴宏が豪快なミドルシュートでダメ押しの3点目をマーク。このまま3-0で勝利を飾り、J1では史上6クラブ目の連覇を達成した。 今季はキャプテンに就任し、開幕からレギュラーとしてチームを支えてきた山口蛍。しかし8月後半の練習中に膝を負傷、手術を受けることに。最後の3試合は途中出場したものの、終盤戦は満足にプレーできない苦しい時期も味わっていた。そして本拠地ノエビアスタジアムでの優勝セレモニーで、涙ながらに思いを口にしている。 最初に「ファン・サポーターの皆さん、1年間応援ありがとうございました」とサポーターへ挨拶を述べると、自身が今季限りでキャプテンの座を降りること、山川哲史にアームバンドを託すことを明かした。 「本当に最初から最後まで、誰1人欠けることなくやってこれたことがこの連覇という結果につながったと思います。本当にありがとうございます」 「そしてこの場で、この瞬間を持ちまして、キャプテンの座は降りたいと思います。(言葉をつまらせながら)来シーズンからはテツ(山川哲史)に引き継いでもらいたいと思います。今年1年間正式にキャプテンを任せてもらえて、本当に素晴らしい仲間に支えられ、幸せな1年間でした。本当にみんなありがとう」 「テツには、神戸のレジェンドであるクニ(北本久仁衛)さんのように、長くヴィッセル神戸を支えてほしいと思います。そして皆さんに、時には厳しく、暖かく見守っていただければと思います。ヴィッセル神戸を愛するすべての皆さん、1年間応援ありがとうございました」