【ジャパンC】人気で凡走、人気薄で激走するセン馬の妙 2頭のセン馬が大万馬券のカギを握る!?
今年で44回目を迎えるジャパンCが11月24日(日)に開催。 天皇賞(秋)を制したドウデュースや二冠牝馬チェルヴィニアらが出走するだけでなく、海外からは昨年のイギリスダービーを制したオーギュストロダンなど近年まれに見る豪華メンバーが集結する。 【予想配信】外国から強豪馬が参戦!「ジャパンカップ」をガチ予想キャプテン渡辺の自腹で目指せ100万円!冨田有紀&三嶋まりえ そんなレースを盛り上げるべく、テレ東競馬チャンネルでは配信限定で「クイズ!ジャパンカップ」を開催。 ウイニング競馬のレギュラーメンバーとゲストの萩野公介がジャパンカップにまつわるクイズに参加。 その中でも今回はクイズの中で最も難問となったセン馬についてを紹介。実はジャパンカップとゆかりの深いセン馬の秘密とは?
人気で凡走、人気薄で激走するセン馬の妙
「クイズ!ジャパンカップ」の動画内で出題された第4問、「セン馬としてレース史上初の優勝を果たしたのは?」という問題の正解は1990年の勝ち馬ベタールースンアップ。 しかし、キャプテン渡辺をはじめとした回答者は誰も答えられなかったという難問になった。 ベタールースンアップをはじめ、ジャパンCにはこれまで延べ53頭のセン馬が出走して結果は[3・4・2・50]。 多くの馬は馬券圏外に敗れているとはいえ、馬券に絡んだ9頭中7頭は6番人気以下の伏兵。穴党にとってジャパンCは「セン馬を狙う」というのはひとつの馬券戦略ともなっている。 そんな切っても切れない関係のジャパンCとセン馬。初めて連対したのは実は第1回からのことだった。 記念すべき第1回となったこの年、日本勢からは天皇賞(秋)で激闘を繰り広げたホウヨウボーイとモンテプリンスなど、当時の現役最強クラスの馬たちがこぞって参戦。 対する海外勢は欧州からの参戦はなく、アメリカやカナダからの遠征馬が中心に。その中でもカナダからの遠征馬2頭は国際グレード競走の勝ち鞍がない馬たちでその中の1頭がセン馬のフロストキングだった。 国際グレード競走での実績がないということでフロストキングは15頭中9番人気という低評価だったものの、レースでは逃げたサクラシンゲキを早めに捕まえて先頭に立つという見せ場たっぷりのレースをして2着に健闘。 いきなり穴を開けるという激走を見せてくれた。 翌1982年、今度はアメリカの当時の歴代賞金王となったセン馬のジョンヘンリーという大物がエントリーしたことで話題に。ジョンヘンリーは1番人気に支持されたが、直線で伸びきれずに13着に大敗した。 その後もセン馬は人気になると凡走して、低評価だと激走するというあまのじゃくっぷりを発揮。 クイズの正解になったベタールースンアップは当日2番人気だったとはいえ、この時の単勝オッズは6.2倍。単勝1番人気のオッズですら5.8倍という大混戦の中での勝利だった。