大竹柵と大いけ垣のキーホルダー販売…石澤代表の使命感「オジュウが顕彰馬に選ばれてほしい」
「こんなグッズ、欲しかった」-。競馬エンジョイグッズ専門店「PARADE RING」(パレードリング)が中山グランドジャンプ、中山大障害の名物となっている「大竹柵」「大いけ垣」の2つをモチーフにしたキーホルダーを16日より販売開始し、人気を博している。アクリル製と木製の2種類があり、いずれも価格は600円(税込み)だ。 多くの活躍馬の「うまたちキーホルダー」(税込み600円)を製作していることで知られる同ブランドだが、18日からは「オジュウチョウサン浪裏Tシャツ」(税込み3520円)の予約販売も始めた。これまでと同様に障害競走(ジャンプレース)への熱い思いも商品化している。 同ブランドを展開するファーロンズ合同会社の石澤仁代表は「こんな商品があったら、この馬のグッズが欲しいな、という競馬ファンの願っている商品を作ることに使命感を感じています。オジュウは石神深一騎手と和田正一郎調教師、厩舎スタッフ、牧場関係者が丁寧に育てて、作り上げた馬。我々も丁寧に、手に取った人に愛されるグッズを作っていきたいと思っています」と話す。 今年は22年の中山大障害で現役を引退した絶対王者オジュウチョウサンが「顕彰馬投票」の対象になる最初の年。競走馬は報道関係者による選定投票が5月下旬までに行われ、4分の3以上の得票を得れば、顕彰馬に選定される(例年、6月上旬に発表)。石澤代表は「あれだけの成績(G1・9勝)を残した歴史的な名馬ですし、武豊騎手有馬記念にも出走して、多くの人を感動させた馬。絶対にオジュウが顕彰馬に選ばれてほしい」と、85年グランドマーチス以来となる障害競走の名馬の顕彰馬入りを願っている。