ソフトバンクと米エヌビディアが連携…AIスパコン・次世代通信システムを開発へ 高速・省電力なデジタル基盤を日本に構築
エヌビディア依存のリスクを承知で挑む大型投資
堤キャスター: ーーその課題とは、どんなものでしょうか? オルタナティブワークラボ所長・石倉秀明さん: 今後も、新しいテクノロジーを開発していかないといけないが、いろんな会社に頼れるかと言われるとそうではなく、一定割合でエヌビディアに頼らざるを得ないところもあるんです。 技術の重要な部分を1社に依存するというのは経営上リスクが高いし、普通こういった手は取りにくいというのがあります。 ただ、こういったリスクを理解しながらも、ある程度全ベットして、事業を成長させてきたのはソフトバンクのやり方でもありました。 堤キャスター: ーーこれまで、どんな大型投資を成功させてきたのでしょうか? オルタナティブワークラボ所長・石倉秀明さん: 例えば、ボーダフォンやArmの買収に兆円単位の投資を行い、なんだかんだで、それを成功させています。 こういった経験から、ソフトバンクは普通の会社では持ち得ないレベルのリスクマネジメントのナレッジがあるし、経験もあるという会社なんです。 だからこそ、こうやって大きく投資をして、ソフトバンクは汎用型人工知能(AGI)、その先の人工超知能(ASI)が実現するまで攻め続けるのではないかと思います。 私たち個人としては、ソフトバンクが「AIが当たり前に日常に溶け込んだ社会」を作るのを楽しみにしていればいいのではないかなと思います。 堤キャスター: 日本におけるデジタルインフラの構築が進み、AIを活用した豊かな未来を期待したいです。 (「Live News α」11月13日放送分より)
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