天丼てんや『桜海⽼天丼』が期間限定メニューで登場！

1989年に東京駅八重洲地下街にて1号店を出店以来、現在では国内外に約180店舗ほどを展開している天丼専門店「てんや」。旬や季節感を味わえるメニューや、ユニークな変わり種の天ぷらなど、きっとファンも少なくないのではないでしょうか。 【画像】「天丼てんや」の期間限定メニューを詳しく、写真を見る（全9枚） さて今回は、毎年この時期になると登場する期間限定メニュー『桜海⽼天丼』を実食してきました。実は毎年の登場の度、形や味わいが少しずつ変化しているそう。今年は、より味のバランスにこだわったとのことで、一体どんな味わいに仕上がっているのかワクワクが止まりません！

桜海老に鰆……春らしい具材が盛りだくさん

桜海⽼天丼（店内飲食の場合、みそ汁付き）

桜海⽼天丼（店内飲食の場合、みそ汁付き） ￥950（税込） 内容：桜海⽼とたまねぎのかき揚げ（三つ葉⼊り）、鰆、ほたて、たけのこ、ひらさやいんげん、新⽣姜 こちらが今回ご紹介する『桜海⽼天丼』。桜海⽼とたまねぎのかき揚げをはじめ、鰆やたけのこなど、春を感じさせる食材がてんこ盛りなんです。季節感・彩り・美味しさ、そのすべてを兼ねそろえた一杯に仕上がっています。 まず丼の手前に配された、「たけのこ」から。しゃきっとした食感が楽しい一品ですね。口に入れた瞬間に、香り高い爽やかさが鼻を抜け、噛むたびに幸せが広がる感覚。たけのこ自体にしっかりとした味があるので、力強かったです。熱いうちにいただくと、より旨みがじゅわっと溢れ出すような気がします。

「桜海老」を使用したかき揚げの断面

そして、その横には「鰆」が。魚へんに春で表されるほど、春めいた魚。こちらは肉厚でふっかふか！存在感を放ちながらも、味わいはあっさりとしているため、とても上品です。商品名は『桜海⽼天丼』であるものの、十分主役を張れるほどの実力を誇っていると言えるでしょう。メニュー表にも「鰆」というマークが大きく記されているだけあって、自信の高さが垣間見えました。 そのほか、「ひらさやいんげん」や「ほたて」ものっていますよ。特に「ひらさやいんげん」は彩りの面で大活躍している印象です。ポリポリとした食感が、口の中で踊ります。たけのことは違う食感の魅力があります。 そして「ほたて」。こちらは今回もぷりっぷりの身となっており、ジューシーな旨みがたまりませんでした！ 最後に忘れてはいけないのが、この天丼の主役・「桜海老」を使用したかき揚げです。まず見てください、この大きさ。堂々とした雰囲気が感じられます。迫力満点です。 断面の様子です。メインの「桜海老」、「たまねぎ」、所々に「三つ葉」が見られますね。この「三つ葉」の緑色がアクセントのようになっていて綺麗です。「ひらさやいんげん」の彩りと響き合うかのよう。 パクリと齧りついてみると、軽快なサクサク音。そして広がる「桜海老」の香ばしさ。舌には、「たまねぎ」と衣の甘さが抱きついてきました。「桜海老」が主役であることは間違いないのですが、「たまねぎ」とのバランスがしっかり考えられている味わいです。お互いが引き立て合っている良き相棒となっています！！ ここまでそれぞれの天ぷらを紹介してきました。今回は食感が気持ちいい食材が多い印象。また、どれも季節が感じ取れる味わいばかりでした。器の中に到来した春を心ゆくまで堪能できて面白かったです。 天ぷらではありませんが、添えられている岩下の「新⽣姜」も、まるで桜の花びらのようでほっこりしますね。お花見気分が味わえそう。 なお、3月下旬ごろまでは、春を感じられる旬の山菜2種も単品で登場しています。ふきのとう、たらの芽……どちらも、なかなか食べる機会がない食材かと思いますので、嬉しいラインナップですよね！おつまみにしても良し、天丼にのっけても良し。様々な楽しみ方ができそうです。2月28日（水）より新たに登場した『桜海⽼天丼』と併せて、一足早い春の訪れを感じましょう。

文／観山栞