阿部巨人やはり動いた!巨人・松原聖弥、西武・若林楽人 電撃トレードの裏にある「本気度」「補強ポイント」とは
巨人外野手の松原聖弥と西武外野手の若林楽人の交換トレードが6月24日、両球団で成立したことが分かった。 【動画】松原聖弥がオープン戦初回から7点目のタイムリーをマーク "育成の星"といわれた松原は今季、2年ぶりに開幕1軍を勝ち取るも、4月15日に出場選手登録から抹消されていた。イースタン・リーグでは37試合で打率「.238」、1本塁打、2盗塁の成績だった。 一方の若林も今季、開幕スタメンに名を連ねるも、ここまで19試合の出場にとどまっていた。イースタン・リーグでは17試合で、打率「.323」、1本塁打、2盗塁だった。 巨人は昨秋にも日本シリーズ直後にソフトバンクとの間でアダム・ウォーカーと高橋礼、泉圭輔との交換トレード、オリックスから近藤大亮を金銭トレードで獲得していた。さらに2024年シーズンに入ってからも3月に日本ハムとの間で内野手の若林晃弘と捕手・郡拓也の交換トレードを成立させており、トレード戦線が活発化する中で、カギを握る球団になるともいわれていた。 チームはここまで12度の完封負けを喫するなど、貧打線解消が喫緊の課題とされる。パンチ力のある打撃、足も使える右打ちの外野手を獲得したことで打線に厚みを増し、4季ぶりのV奪回を目指す"本気度"もうかがえる。 一方の西武にとっても大きな補強となりそうだ。開幕から不振が続いたことで、交流戦開始前に松井稼頭央前監督から渡辺久信監督代行となってからも打線のやりくりに苦戦する中、走攻守にバランスの良いリードオフマンタイプの松原を獲得できたことでチーム浮上のきっかけをつかめるか。 巨人にとっては左打者が多い布陣で貴重な右打者の獲得もプラスに働きそうだ。7月末の補強期限までにさらに動いてくるかも引き続き、注目を集めそうだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]