結局「サプリメント」はどれを買えばいい? あなたに合った "賢い選び方・注意点" を解説
【Q&A】正しいサプリメントの飲み方・注意点は?
サプリメントは飲み方や飲むタイミング、飲み合わせも大切? ここでは、貴子先生による正しい飲み方や注意点をQ&A方式で紹介。特に、胃が弱い人やたくさんのサプリメントを飲んでいる人は、飲むタイミングや摂りすぎていないか見直しを。気をつけたいポイントをチェック! 【Q. サプリメントは飲む量が重要?】 たくさん飲めばその分効果を得られるものではありませんが、一日に推奨されている量は飲んでほしいと思います。そのためにも、まずは1~2種類からスタートするのがおすすめ。すでにたくさんの種類を飲んでいる人は、効能がかぶっているサプリメントがないか、一度チェックを。摂りすぎている場合があります。 【Q. 飲むタイミングはいつがいい?】 薬みたいに朝晩きっちり飲まなきゃと思わなくて大丈夫です。ただ、胃が弱い人は空腹時を避けて食後に飲んだり、サプリメントの量を少なめにするのがベター。ビタミンA・D・E・Kの脂溶性ビタミンは油に溶けやすいので、こちらは食後に飲むのがおすすめです。 【Q. 効果を実感するにはどのくらいの期間、飲めばいい?】 わかりやすいものでも1週間、それ以外では最低1カ月は続けてほしいと思います。飲み続けた結果、求めていた効果があるかどうかでさらに続けるのか、量を調節するのか、別のサプリメントにするのかを決めましょう。 【Q. 飲み合わせ、食べ合わせにNGはある?】 鉄分とカフェインは相性が悪いと言われますが、実は鉄分には2種類あり、相性が悪いのは「非ヘム鉄」での話。もう1種類の「ヘム鉄」はたんぱく質でコーティングされ、胃で吸収されず腸で吸収されるので気にしなくて大丈夫です。薬を飲んでいる場合は、病院で確認してからサプリメントを飲み始めてください。 【Q. 一緒に摂ると効果的な成分は?】 鉄や亜鉛などのミネラルは、たんぱく質と一緒に摂るのがおすすめです。また、体内でコラーゲンを生み出す際は、アミノ酸と鉄とビタミンCが必要に。併せて摂取するのが効率のいい方法です。 【Q. 摂りすぎ注意な成分はある?】 患者さんを診ていて、特に脂溶性ビタミンであるビタミンDは、摂りすぎになりがちな成分だと思います。過多状態になると肝機能障害を引き起こすことがあるので、摂取量を守りましょう。
Harper's BAZAAR JP