インクルーシブ教育推進へ生徒作成の工芸品などを販売 群馬県庁
障害の有無などに関わらず全ての子どもたちが共に学び合うインクルーシブ教育を進めようと、特別支援学校の生徒たちが工芸品を販売するイベントが6日から群馬県庁で始まりました。 「ぐんまインクルーシブフェスタ」は、インクルーシブ教育の推進に向け県民への理解を広めようと、これまで別々に行っていた製品の販売会やステージ発表をひとつのイベントとして行うもので、県教育委員会が初めて実施しました。 会場には、県内の特別支援学校などがブースを設け、生徒手作りの工芸品から学校で育てた野菜まで様々な商品が並びます。 県教委では、これらの製品についてブランド化を図ろうと、県内の特別支援学校27校の生徒によるハートマークを組み合わせた統一のロゴマークを新たに制定し、選ばれたトートバッグなど5つの商品がお披露目されました。 7日には、インクルーシブ教育推進に関するシンポジウムが開かれるほか、8日にはドキュメンタリー映画の上映会なども行われます。 一方、ことしで30回目を迎える特別支援学校児童・生徒による美術作品展「ハートフルアート展」も6日から始まり、約600点の絵画や立体造形の作品が展示されています。ハートフルアート展は今月10日まで開かれています。