【NFL】0勝3敗スタートに「不満だけど、決してシーズンが終わったわけじゃない」とベンガルズQBバロウ
シンシナティ・ベンガルズにとって悪夢のような2024年シーズンのスタートは、現地23日(月)の夜に行われたホーム戦でワシントン・コマンダースに38対33で敗れたことで、さらに続くことになった。
『Associated Press(AP通信)』によると、ベンガルズのヘッドコーチ(HC)ザック・テイラーは試合後に「自分たちがこんな状況になるとは想像していなかったが、今はこうなっている」と述べ、こう続けたという。
「チームの状態について、とてもいい感触があるのに、0勝3敗でスタートするのは本当に悔しい。だが、繰り返しになるが、これがわれわれの現状だ。来週の日曜日に勝つ方法を見つけ出し、この状況を正しい方向に進める必要がある」
守備コーディネーター(DC)ルー・アナルモ率いるベンガルズディフェンスが切り刻まれたこの敗戦は、歴史に名を刻んでいる。『NFL Research』によれば、スーパーボウル時代(1967年以降)において、1つの試合でタッチダウン4回以上、パントなし、ターンオーバーなしの成績を残したチームの戦績はこれまで26勝0敗だったが、月曜日の試合を経て、その記録は26勝1敗となったとのこと。
テイラーHC指揮下のベンガルズにとって、出だしの不調は今に始まったことではない。ベンガルズは3年連続で0勝2敗のスタートを切ったが、過去には0勝3敗スタートは回避してきた(2020年は0勝2敗1分)。今シーズンの出だしは、クオーターバック(QB)ジョー・バロウが加入する前の2019年に0勝11敗で始まって以降で、最悪のスタートとなっている。
マンデーナイトのコマンダース戦では、ベンガルズは最初のドライブでバロウからワイドレシーバー(WR)ジャマール・チェイスへの41ヤードのロングパスを通してタッチダウンを決め、好調なスタートを切った。しかし、フィールドゴールを失敗し、さらに2回のドライブが停滞し、ディフェンスが相手の攻撃を止められなかったことで、バロウとベンガルズはその後、完全にはチームを立て直すことができない状況に追い込まれた。