【NFL】0勝3敗スタートに「不満だけど、決してシーズンが終わったわけじゃない」とベンガルズQBバロウ
バロウは「チャンスはあったのに、それを生かせなかった。前半のいくつかのドライブで失速した。これがここ最初の3週間で共通している点だ」とコメント。
バロウが初めてオフシーズンのすべての練習に参加したことから、ベンガルズは楽観的にシーズンを迎えていた。しかし、WRティー・ヒギンズやチェイスが健康な状態になり、オフェンスも本調子に戻りつつあったが、チーム全体としては不安定なプレーが続いている。
マンデーナイトでは、バロウはパス38回中29回成功で324ヤード、タッチダウンパス3回、インターセプトなし、パサーレーティング127.5をマーク。バロウは2024年シーズンに1試合で300ヤード以上のパスと3つ以上のタッチダウンパスを記録した、2人目のクオーターバックとなった(1人目はカロライナ・パンサーズのQBアンディ・ダルトン)。バロウは今シーズン、100回以上のパスアテンプトでインターセプトを喫していない唯一のクオーターバックとなっている。
月曜日にコマンダースに敗れたことで、ベンガルズのシーズンは歴史的に見ても厳しい状況となった。1990年以降、0勝3敗でスタートした162チームのうち、ポストシーズンに進出したのはわずか4チーム(2.5%)で、地区優勝を果たしたのは1チーム(1.2%)のみであり、スーパーボウルを制したチームは1つもない。
敗戦後、記者団はバロウとテイラーHCがロッカールームではなく、コーチのオフィスに向かう姿を目撃。バロウは試合後の話し合いがあったことを認め、次のように語った。
「とても前向きな会話だった。今の状況には不満だけど、決してシーズンが終わったわけじゃない。これから、自分がどんなリーダーでありたいか、チームが自分に何を求めているかをじっくりと考えなきゃならないことがいくつかある」
歴史的に見れば、ベンガルズのシーズンは極めて厳しい状況にある。しかし、少なくともまだチャンスはある。