清原は父と同じ右打者。そのポテンシャルを評価する声はいくつもあったが……。写真：山手琢也

　10月24日に行われたプロ野球ドラフト会議2024。「10年、20年に一人の逸材」と言われた明治大の宗山塁（遊撃手／楽天１位）、関西大の大学No.1左腕・金丸夢斗（中日１位）らと並び、直前まで話題をさらっていた清原正吾（内野手／慶応大）は指名されなかった。 【画像】12球団のドラフト１位が交渉権確定！指名された選手たちをチェック 　父はＰＬ学園時代にＫＫコンビとして甲子園を席巻し、1985年のドラフトで６球団が競合した清原和博。プロでも2212安打＆525本塁打と輝かしい実績を積んだ父の背中を追おうとしたが、果たせなかった。 　 　小学校までは野球をやっていたが、中学ではバレーボール、高校ではアメフトをプレー。慶応大では野球部に所属したが、ブランクがあるだけにレギュラーを務めたのは今年に入ってから。だが、24年春のシーズンはベストナインにも選出。日本ハムの栗山英樹CBOから「また違った可能性を野球界に示してくれると感じる」と絶賛されていた。 　いざ臨んだドラフトでは、１巡目はもちろん、２巡目、３巡目になっても名前は呼ばれず。結局本指名は７巡目で終了。育成ドラフトに望みをかけたが、結局最後まで指名されることなく涙をのんだ。 構成●SLUGGER編集部