「敬意しかない。十分、役割を果たした」7回途中2失点のダルビッシュ有を地元記者&キャスター称賛! 一方で「打線のパフォーマンスが許し難い」と辛辣発言も
現地10月11日、サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有は、敵地でロサンゼルス・ドジャースとの地区シリーズ第5戦に先発登板し、7回途中3安打2失点と力投。打線がわずか2安打と沈黙し、惜しくもリーグ優勝決定シリーズ進出とはならなかったが、大一番での見事なマウンドさばきにSNS上で称賛が寄せられている。 【動画】ダルビッシュが好投した地区シリーズ第5戦、ドジャース対パドレス戦のハイライト 現地6日の第2戦で7回3安打1失点と好投し、チームをシリーズ初勝利に導いていたダルビッシュ。そしてこの日は、第5戦の先発マウンドを任されると、2回にエンリケ・ヘルナンデス、7回にテオスカー・ヘルナンデスにソロ本塁打を浴びながらも、ベテランらしい落ち着いた投球ぶりで、被安打はわずか3。試合終盤の逆転に望みを繋いだ。 ダルビッシュの好投に地元メディア『SDNews』のクラーク・ファーレンホールド記者はXで、「もし試合前にダルビッシュが6回2/3を投げ、3安打2失点しか許さないと言っていたら、パドレスの勝率を85~90%にしていただろう」と書き始め、「サンディエゴ打線のパフォーマンスが許し難い」と沈黙した攻撃陣を酷評した。 さらに、地元放送局『NBC 7 San Diego』でスポーツアンカーを務めるダーネイ・トリップ氏は、「ダルビッシュには敬意しかない。彼は十分、自分の役割を果たした」と投稿。地元ラジオ局『97.3 The Fan』でスポーツキャスターを担当するサミー・レビット氏は、「ダルビッシュの素晴らしい6.2イニングだ」と粘投を称えていた。 なおこの日、ダルビッシュと息詰まる投手戦を演じたドジャース先発の山本由伸は、5回2安打無失点と好投。ポストシーズン史上初の日本人先発対決を受け、試合中に、米放送局『ESPN』のエンリケ・ロハス記者が「驚異的な投げ合いだ」と両投手を称えるなど、ハイレベルな内容に現地も興奮を隠せなかった。 構成●THE DIGEST編集部
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