その名も「カレーのお店」。ドライキーマカレー好きがうなる新店が江戸川橋に誕生
テレビやWEBメディアで大人気の“カレーおじさん \(^o^)/”に今週食べたカレー&スパイス料理の中からイチオシを教えてもらう連載。今回は、東京・江戸川橋にオープンした「カレーのお店」を紹介します。
【カレーおじさん \(^o^)/の今週のカレーとスパイス】「カレーのお店」
江戸川橋駅近くを歩いていると「カレーのお店」という看板を見つけました。店名もそのまま「カレーのお店」。2024年7月1日にオープンしたようです。
月曜から金曜までの昼のみ営業。11:30からのオープンです。メニューは「オリジナルチキンカレー」1,300円と「ドライキーマカレー」1,300円の2本立て。あいがけはありません。
券売機で食券を購入するとキッチンまでそれが伝わるシステム。ワンオペでの営業なのですが、シェフに「ご飯少なめで」と声掛けすると気さくに対応してくれました。
オリジナルチキンカレーは玉ねぎの甘みとトマトのうまみに、ホールで使用したカルダモンやクローブの香りが調和し、ごろっと存在感のあるジューシーなチキンと仕上げにふりかけられたカスリメティで王道のスパイスカレーといった趣。
添えられたマッシュポテトやキャベツの千切りのピクルスにセンスを感じます。
こちらのカレーはスパイスカレー慣れしていない方にも食べやすく、慣れている方にも納得のクオリティと言えるでしょう。
僕のおすすめはドライキーマカレーの方です。牛豚の合い挽き肉にドライフルーツも入ったカレーは、昭和の喫茶店や洋食店で見かけた昔ながらのドライカレーの面影も見せつつ、スパイスの使い方や仕上げのカスリメティは令和のスパイスカレーのキーマ的。
言ってみればこれは昭和と令和のフュージョン。昔も今もずっとカレーが好きだという方に最も楽しめるカレーではないでしょうか。もちろん昔のカレー好きにも今のカレー好きにもおいしいと思えるクオリティです。
シェフはいったいどのような方なのかと興味を持ちお話を聞いてみると、シェフは元々パン職人だったのが、スパイスカレーと出合ってそのおいしさと身体にも良いことを知ってハマり、さまざまなお店を食べ歩きながら自分でも作るようになり、それを続けている中で現店舗のオーナーと出会い、カレーのお店を初めてみないかという声かけに乗ったとのこと。