山形の吉村美栄子知事、SNS使用に「私は現場主義」 5選出馬には態度明らかにせず
先の衆院選や兵庫県知事選で話題になっているSNSについて、任期満了が迫っている山形県の吉村美栄子知事は28日の記者会見で、「メリット、デメリットがあると思う。(知事選出馬も表明していないので)使うかどうかも言えない。ただ県政に関しては、現場主義・対面主義です」と話した。 【写真】兵庫県内のPR会社経営者が投稿した記事の一部 吉村氏は来年1月の知事選を控え、5選について「前向きに検討している」と、いまだに態度を明らかにしていない。選挙戦に突入すれば、SNSは不可欠だけに慎重に言葉を選んだようだ。 兵庫県知事選では、当選した斎藤元彦知事が序盤戦の苦戦を伝えられたが、SNS戦略の追い風に乗って逆転したとの見方もある。吉村氏は「影響はあったと思う。大きな力になったのではないか」と述べたうえで、「多くの人に考えを伝えられるが、一方的に来る情報もある。メリットとデメリットがあるということだ」とSNSの危うさも指摘した。 自身はブログの発信をしているという吉村氏だが、「そんなに熱心というわけでもない。私は県政を進めるうえで、現場主義・対面主義が重要だと考えている」と強調した。いまのところ、Xやインスタグラムでの発信は考えていないという。