世界トップ36が激突 藤田寛之、米シニア最終戦へ出場
<チャールズ・シュワブ・カップ選手権 事前情報◇6日◇フェニックスCC(米アリゾナ州)◇6860ヤード・パー71> 藤田寛之の相棒はコレだ! クラブセッティングを解説【写真】 米国男子シニアツアーの最終戦「チャールズ・シュワブ・カップ選手権」が現地時間7日(木)に開幕する。ポイントランキング上位36人のみが出場できるエリートフィールド。この最高峰の戦いに、日本勢から藤田寛之が参戦する。 今年はここまで5試合に出場し、「全米シニアオープン」では月曜決着のプレーオフの末、2位に入った。プレーオフシリーズでは第1戦を突破し、続く第2戦では3位に入り最終戦へ“滑り込み”を果たした。これにより来季のフル出場権を獲得。最終戦への初出場者は8人で、藤田もその中に名を連ねた。 「本当にうれしい。いまはちょっと信じられない気持ち」と喜びの声を上げる藤田。第2戦と最終戦の間の1週間のオープンウィークには一時帰国し、日本シニアツアー「コスモヘルスカップ」にも出場した。20位で終えたのち再び米国に戻り、最終戦へ臨む。 年間ポイントランキングは現在32位。たとえ最終戦で優勝することができても、ランキングトップに与えられる年間王者のタイトルは獲得できない。ただ、「出られる試合は全部出たい」と見据える来年の米シニアツアー本格参戦に向けて、弾みをつけたいところだ。 ランキング順に組まれるペアリングでは、初日に米シニア2勝のロッド・パンプリング(オーストラリア)と2サムでプレーする。現地時間午前10時50分(日本時間翌午前2時50分)にティオフ。日本から飛び立つ“中年の星”が、2024年シーズンのフィナーレに挑む。 年間王者争いは今季3勝のアーニー・エルス(南アフリカ)がリード。通算18勝でランキング8位に入っていたスティーブ・ストリッカー(米国)は欠場する。