虹技、徳島県のごみ処理施設建設で仮契約
鋳物大手の虹技(本社・兵庫県姫路市、社長・山本幹雄氏)は、26日に徳島県の海部郡衛生処理事務組合と次期ごみ処理施設建設事業で仮契約を締結した。受注金額は税抜きで38億3千万円。次期ごみ処理施設はストーカ炉1炉で、焼却能力は12時間稼働で20トン。契約期間は2025年4月上旬から28年3月31日の予定。 同事業組合はごみ処理施設が供用から40年以上が経過し老朽化が進んだことから新たなごみ処理施設の建設を計画。虹技の提案が余熱回収設備に温水発生器を利用することで災害時に避難者に温水が提供できることや365日対応の運転支援システムがあることを評価し仮契約を締結した。来年4月上旬本契約を締結する予定。 虹技は、自動車や産業機械関連向けに鋳物製品を供給する大手メーカー。一方で鋳物づくりで培った技術を生かし環境関連事業にも注力しており、東京都八丈島のごみ処理施設を受注するなどの実績を持っている。