【独自】「大阪一のペテン師はゴルフコンペで獲物を探し…」大阪・美人局事件の首謀者、南本満被告の驚きの「詐欺師人生」
警察沙汰へと発展
「知り合い筋から紹介された人物に『南本満と仲良くしていると聞くが、彼にいくら渡した？』と聞かれ、投資の話をしました。すると単刀直入に『もう返ってこないと覚悟したほうがいい。取り戻すならなるべく早くしたほうがいい』と告げられ、唖然としました。 その後も色々と彼の過去を知る人たちに会うたびに彼への不信感が高まっていった。そこからあの手この手を使ってどうにか満から970万円は取り返すことはできました」 しかし、その金額まで到達すると満被告は支払いを拒否。知人男性は直談判を行うべく、今年5月、大阪市内のカフェに満被告を呼び出したという。 「その場には他にも満から金をだまし取られたと訴える知人も連れて行きました。すると彼は即座に状況を理解し、自ら『事件です。今すぐ来てください』と110番。すぐに10人ほどの警察が駆け付けてきました。事情を説明すると『警察が間に入るから双方で話をしてみて』と言われました」 だが、その場の満被告は強気の発言を繰り返した。
残された「住宅ローン」
「こちらが『金を返せ』と伝えると満は『何の話やねん！』と逆ギレ。しばらく押し問答が続きました。その時は警察の仲介のもと解散となりましたが、私自身は何年かかってでも彼からお金を取り戻すつもりでした」 しかし、そんな矢先だった今年9月に満被告は美人局による詐欺容疑で大阪府警に逮捕されることとなる。 「ニュースには驚きました。逮捕前に一部でもお金を取り戻せたのは良かったと安心する一方で、実は仮想通貨への投資以外にも満から『自分が福祉事業をやっていて、一軒家を建ててくれればこちらのグループホームでそれを借り上げる。そうすれば賃料が払えるから定期収入になる』という勧誘を受け、去年8月に4250万で住宅ローンを組んでいました。家は今も建築中ですが、住む予定もない。正直、どうしたらよいのか途方に暮れています」 周囲から「稀代の詐欺師」と称される満被告。兄弟が起こした前代未聞とされる美人局事件はそんな犯罪行為の氷山の一角なのかもしれない。
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