大谷翔平が「お金大好きみたい」 1014億円契約から1年、当時の衝撃を米紙はどう伝えた?
10年7億ドル契約から1年
米大リーグで今季ナ・リーグMVPに輝いた大谷翔平投手が、ドジャース入団を発表してから1年が経過した。10年7億ドル(約1014億円=当時)という超大型契約で日米に衝撃が走った当時、米メディアの報道も様々だった。 【画像】「金にまみれる大谷翔平という構図」「お金大好きみたいに…」 当時NYメディアが使用した画像 大谷の契約発表後、米紙「ニューヨークポスト」は“金の雨”を降らせていた。まだ新しいユニホームに袖を通す前のことだったが、ドジャーブルーの一着をまとった大谷の合成画像を作成。帽子も被り、口を尖らせながら両腕をあげているが、その周りには大量の札束が舞っていた。 時に辛辣な報道もするNYメディアらしい画像だったが、電子版でも使用されたインパクト抜群の画像にX上の日本ファンはジョークと受け取るユーザーが多く「めっちゃお金大好きみたいにされてる」「金にまみれる大谷翔平という構図」「お金バラ撒いてる大谷さん」などと反響が集まっていた。 当時の史上最高額となったが、米スポーツメディア「ジ・アスレチック」は契約の妥当性について検証。「オオタニはこれまでのところ、試合で最も市場価値のある選手だ」と言い切り、その根拠としてあるMLB関係者による言葉を紹介。「6、7年以内には元を取れるだろう。彼は文字通りお金の工場だ。広告だけでさえも。日本からもみんなが注目している。彼らにとって彼はマイケル・ジョーダンのような、テイラー・スウィフトのような存在だ」と伝えていた。 また米国の経済誌「フォーブス」に寄稿するホワード・コール記者も、どの程度で回収が可能なのかを検証。「もちろん概算だが」と自身のXにて前置きしたうえで、「ドジャースのユニホームの最高額は394ドル(約5万7000円)だ。送料を含めて利益が350ドル(約5万700円)だとする。世界中で200万枚のユニホームを売れば、7億ドルを手に入れることができる」と説明していた。 さらに「これは今後10年間でユニホームの価格が上がらないと仮定した場合だ。他の商品、広告、球場での飲み物や食べ物などが追加される」とも記した。 果たしてこの巨額契約に見合うものをもたらせるのか、注目された大谷の1年目は54本塁打、59盗塁で史上初の「50-50」を達成。ワールドシリーズ制覇にも貢献した。さらにスタン・カステン球団社長は「ビジネス面で彼のやったことは球場を見てくれ。我々が今まで得たことがないほどより多く、より多様なスポンサーがついた。球場グルメも変わった。昼も夜もツアーグループに出くわさないことはない」などと米メディアに経済効果の凄まじさを証言。“1014億円男”の価値をもう誰も疑わない。
THE ANSWER編集部