国民民主党の「ホテル代112万円」消えた血税…玉木の擁護の声も元国会議員は「世論は不倫を嫌う、そして政治家は立場が厳しくなる」
世論は不倫を嫌う、それは結果として確か
直近で記憶に新しいのは元自民党議員の宮澤博行氏だろう。2021年、コロナ禍の緊急事態宣言下で20代女性と「パパ活」不倫関係にあったことを報じられて2024年4月離党、議員辞職した。先の衆院選には無所属で出馬したが落選となった。 「彼は安倍派で裏金問題もあったからそれ(不倫)だけが問題だったとは言わないが、やはり『パパ活』と呼称を変えても現代の政治家をそれで許せ、は難しい。それでも褒めるのは一部の大きな声だけで声なき世論は不倫を嫌う、それは結果として確かだ」 他にも不倫問題で政界を去った議員は直近数年でも複数人いる。不倫は金の問題より致命傷とまで言われる所以である。
「仕事ができれば不倫は構わない」という声も
「政治家本人も不倫が発覚すれば大事になることはわかっている。有権者の声なき声は怖い。そして本人の不倫を支持者が庇えば庇うほど世論というダメージが加わる、世間からの勘ぐりの口実になる」 インターネット上、とくにX(旧Twitter)では「仕事ができれば不倫は構わない」という声も一定数ある。それとともに「玉木ン」などと揶揄する声もある。 広告代理店元社員は「こうしたレッテルが一番怖い」と語る。 「これまでも『政界失楽園』『エロ拓』『元祖ゲス不倫』『赤ベンツ不倫』とキャッチーなレッテルが貼られましたが、これが一度貼られるとやっかいです。とくに大多数の女性層からそっぽを向かれますから、スポンサーとその購買層頼みのテレビタレント同様、選挙という民意がすべての政治家は厳しいです。とく現代は厳しい」
政治家の「性的行動についての節度」を主張していた玉木代表
大手週刊誌のベテラン編集者はこうも語る。 「不倫はプライベートだからこそ、イメージダウンの行為や発言が新たに出てしまいかねません。ごく個人的な男女の夜の趣味趣向なんて誰でも公にされたら嫌じゃないですか」 かつて、そうした不倫の「プレイ」が公になって大ダメージを受けた政治家もいた。 「みんなそれを大なり小なり隠して生きてますよね、変な趣味だって大人がお互い納得してるなら構わない話でしょうけど、それが万が一にも公になったら恥ずかしいなんてもんじゃないし、まして不倫。政治家としては大きなイメージダウンです」 地上波や紙媒体が中心だった時代の「噂」に比べればあっという間に広がる現代。そもそも不倫なんてしなければいいはもっともだが、SNS時代の議員も大変だ。 「支持者がアクロバットな擁護をすればするほどネット上では面白おかしく扱われてしまいます。それに、これだけで済まないかもしれませんし」 実際、「不倫」だけでは済まないのではという報道も続いている。玉木代表のホテル利用があまりに多く、不倫の密会に政治活動費を使ったのではという疑惑だ。その真偽はともかく政治討論の出演予定を不倫密会のためにドタキャンしたことも併せて報じられている。そもそも玉木代表はこうした不貞行為が外国勢力からの脅しに使われる、として政治家の「性的行動についての節度」を主張していたはずなのに。