秘書暴行報道の豊田真由子議員が謝罪会見「パニックで自分失った」
元政策秘書の男性への暴行問題が報じられ、自民党を離党した豊田真由子衆院議員が18日、埼玉県内で記者会見を行い、「私のことでお騒がせしてご迷惑をおかけした。深くお詫び申し上げたい。本当に申し訳ない」と謝罪した。
豊田氏は、一連の報道の後、「心身がかなり故障して、医師の判断で予想外の長い入院になった」ことから謝罪会見が遅くなったと説明した。 自身の暴言については「たとえどんな事情があってもあってはならないこと」と述べた上で、「どうしてこんなことを言っちゃったんだろう。本当にどうかしていた」と振り返った。 当時の状況について「あのときは10日くらいの間ですごくトラブルを抱えていた。ショックだったし、自分が作り上げた信頼を壊される恐怖で混乱状態になった。パニックで自分を失っていた」と釈明。「あんな言葉を普段は使わない。あんな異常なテンションで異常な叱責をするのは初めてのこと」と述べた。 一方で、暴行疑惑について、週刊誌報道にあった「顔が腫れ上がるほど殴った」という事実はないと否定した。 今後については「議員を辞めた方がよほど楽じゃないかと思ったが、孤独の中で入院している間に考え抜いて、恥を晒しながら、お叱りいただきながら、猛省して生まれ変わって、地域、国民のために身を粉にして働かせていただくことで償いと責任を果たしていくことも大事なことではないか。そういうご理解をいただけたらまた頑張っていきたい」と述べ、議員としての活動は続ける意向を示した。 今秋の解散総選挙が報じられているが、この日の後援会の会合や会見は「先を見据えてどうとか大それたことを考えているわけではない」と関連を否定した。次の衆院選への出馬については明言を避けたものの、「議員を続けたいということは選挙で受からないと続けられない」と立候補への意欲をにじませた。