「みんなが来てくれてやっと分かった」

今季初ゴールを挙げ、チームメイトに祝福される小田（中央）。写真：永島裕基

　アビスパ福岡は６月２日、J１第17節で柏レイソルと敵地で対戦し、２－０で快勝。今季初の２連勝を飾った。 【動画】バックヘッド炸裂！ 小田逸稀の今季初ゴール！ 　大雨が降りしきり、一部、水溜まりができている場所では、ボールが突然止まるなど難しいピッチコンディションの中で行なわれた試合で、福岡は26分に相手のオウンゴールで先制。そして39分には、敵陣の右サイドでFKを獲得すると、キッカーの前寛之が右足で鋭いクロスを供給。これにニアで反応した小田逸稀が、巧みなバックヘッドで合わせてゴールネットを揺らした。 「何となくゴールの位置は分かってましたし、本当にニアを狙った。最初は（シュートした）ボールの行方まで追えなかったので、サイドネットにいったのかなと思ったんですけど、みんなが来てくれてやっと分かった。チームを助けるゴールやプレーができて良かったです」（小田） 　自身の今季初ゴールとなる技ありヘッド弾を「狙い通りです！」と笑顔で振り返る小田は、現在J１で10位というチーム状況に触れ、「アビスパがさらに上に行くためには、３－０で勝つこと。それが一番のゲームだと思う。そこに近づけるように、失点ゼロで終わるところ、複数得点するところをしっかりこれからもさらに上を目ざしてやっていきたい」と力強く意気込んだ。 取材・文●手塚集斗（サッカーダイジェストWeb編集部）