なぜ呼ばれない!? 日本代表に招集したかった選手(1)欧州移籍後即レギュラーも…。あと一歩足りない実力者
FIFAワールドカップ26・アジア最終予選に臨んでいるサッカー日本代表は、15日にインドネシア代表戦に4-0と快勝し、グループCの首位を独走中だ。現在の森保ジャパンのレベルの高さは誰もが認めるところだが、一方で、ファンの間で「なぜ呼ばれない?」と議論の対象となる選手も存在する。今回は、日本代表に招集したかった選手をピックアップして紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照。
DF:毎熊晟矢(まいくま・せいや) 生年月日:1997年10月16日 所属クラブ:AZアルクマール(オランダ) 24/25リーグ戦成績:10試合0得点0アシスト 今年夏にセレッソ大阪からオランダのAZアルクマールに加入した毎熊晟矢は、サッカー日本代表に招集されていない理由がある程度明確ではあるものの、それでも見てみたい選手の一人だろう。 毎熊は昨年9月の欧州遠征で日本代表に初招集された。今年1月から2月にかけて行われたAFCアジアカップ2023のメンバーにも選ばれ、好印象を残した。 しかし、アジアカップ後に日本代表はシステムを4バックから攻撃的な3バックに変更。それに伴い、毎熊が得意とする右サイドバック(SB)のポジションは事実上消滅してしまった。 現在、日本代表の右ウイングバックには、堂安律、伊東純也、菅原由勢といった実力者がそろっており、毎熊が招集されないのも理解できる。しかし、アジアカップでは、久保建英らパスの出し手が望むタイミングで果敢に動き出していたシーンが印象的だっただけに、またチャンスが与えられても面白そうだ。 所属するAZでは、加入直後から右SBのレギュラーを務めていたが、リーグ戦10試合に出場して得点やアシストを記録していない。直近2試合では、オランダ期待の22歳、デンソ・カシウスにポジションを譲り、クラブ内での立場を強化するためのアピールが必要な状況だ。 毎熊は、もともとFWとしてプレーしていた経験から、前方にスペースがあるウイングバックのポジションにも適性があるはずだ。ただ、先日のインドネシア代表戦では菅原由勢がアピールしていただけに、毎熊の立場は一層厳しくなったと言える。まずはクラブで結果を残し、再び代表入りへの足がかりをつかみたいところだ。
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