Media Briefing[日本版]: 📺 Cookie 亡きあとのデジタル広告、「主役」はCTVとストリーミングになるか👀
洗練されていくCTVのターゲティングとプログラマティック
Cookieの穴埋めとしてのファーストパーティデータ源だけでなく、CTVやストリーミングにおける広告が「デジタル広告」として洗練されつつあるという事実も見逃せない。 そもそもCTV/ストリーミング広告はCookieに依存せず、それなりに豊富なシグナルを持ち、ある程度のオーディエンス測定やターゲティングが可能だった。そこに加えて、UID 2.0のようなユニバーサルIDを識別子として取り入れいれることでシグナルの標準化に成功しつつある。 ユニバーサルIDがCTVに拡張されることで、広告主は自社のCTVキャンペーンにも他のデジタル広告と共通したターゲティングを実行できる。もちろん、CTV広告セラーは広告主に働きかけて、TV画面に投入してもらうオデジタル広告支出を増やせる。 今のところ、デジタルメディア黄金時代のパフォーマンス広告運用で実現していたような精密な効果測定とターゲティングに匹敵するメディアチャネルはないに等しい。CTVやストリーミングも、まだソーシャル広告やディスプレイ広告には遠く及ばない。しかし、CTV(従来型のリニアなTVも含め)およびストリーミング広告全体のなかで、ターゲティングとプログラマティックの重要度は高まり続けている。 米DIGIDAYの調べでは、複数のエージェンシー関係者がストリーミング領域には膨大な数のオーディエンスが潜在し、いまだ手つかずの可能性を秘めていると語っているのだ。 関連する記事 Cookie消滅がもたらす最大の難題、「測定」の終焉がマーケターに突きつけるもの Cookieに依存していないCTV広告、ユニバーサルID導入で売上増加を記録 視聴データから消費者調査まで、ファーストパーティデータに賭けるエージェンシーが増加中
編集部